ミステリータッチのエピソード。構成が複雑なので、わかりにくさではシリーズ最右翼かもしれない。謎解きものとして傑作だと思うが、これだけわかりにくいと人気はでない。
コロンボが犯人に「おわかりになったようで」と言って終わるが、1度見ただけでは、なかなかすっきりしないと思う。
犯人は出版社社長。ライバル社に移籍しようとしているおかかえの人気作家を、共犯の爆弾マニアを使い殺害する。前半は犯人のアリバイ工作が思惑通りに進行する。爆弾マニアが、自分に罪をきせようとしていると見せかける。
だが、コロンボは、カギをつかったトリックを仕込んで犯人に墓穴を掘らせる。最後の謎解きは見事。
このエピソードは雰囲気が「構想の死角」に似ている。犯人役も同じジャック・キャシディが演じている。映像が全体的に暗く、殺しではゾクッとさせるようなカットが多い。序盤には、珍しい同時進行の分割画面が使われている。
NHKでの初回放送のとき、三菱重工爆破事件が発生し、放送日が変更になった。代わりに「愛情の計算」が放送された。
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1 殺人処方箋
2 死者の身代金
3 構想の死角
4 指輪の爪あと
5 ホリスター将軍のコレクション
6 二枚のドガの絵
7 もうひとつの鍵
8 死の方程式
9 パイルD-3の壁
10 黒のエチュード
11 悪の温室
12 アリバイのダイヤル
13 ロンドンの傘
14 偶像のレクイエム
15 溶ける糸
16 断たれた音
17 二つの顔
18 毒のある花
19 別れのワイン
20 野望の果て
21 意識の下の映像
22 第三の終章
23 愛情の計算
24 白鳥の歌
25 権力の墓穴
26 自縛の紐
27 逆転の構図
28 祝砲の挽歌
29 歌声の消えた海
30 ビデオテープの証言
31 5時30分の目撃者
32 忘れられたスター
33 ハッサン・サラーの反逆
34 仮面の男
35 闘牛士の栄光
36 魔術師の幻想
37 さらば提督
38 ルーサン警部の犯罪
39 黄金のバックル
40 殺しの序曲
41 死者のメッセージ
42 美食の報酬
43 秒読みの殺人
44 攻撃命令
45 策謀の結末
2 死者の身代金
3 構想の死角
4 指輪の爪あと
5 ホリスター将軍のコレクション
6 二枚のドガの絵
7 もうひとつの鍵
8 死の方程式
9 パイルD-3の壁
10 黒のエチュード
11 悪の温室
12 アリバイのダイヤル
13 ロンドンの傘
14 偶像のレクイエム
15 溶ける糸
16 断たれた音
17 二つの顔
18 毒のある花
19 別れのワイン
20 野望の果て
21 意識の下の映像
22 第三の終章
23 愛情の計算
24 白鳥の歌
25 権力の墓穴
26 自縛の紐
27 逆転の構図
28 祝砲の挽歌
29 歌声の消えた海
30 ビデオテープの証言
31 5時30分の目撃者
32 忘れられたスター
33 ハッサン・サラーの反逆
34 仮面の男
35 闘牛士の栄光
36 魔術師の幻想
37 さらば提督
38 ルーサン警部の犯罪
39 黄金のバックル
40 殺しの序曲
41 死者のメッセージ
42 美食の報酬
43 秒読みの殺人
44 攻撃命令
45 策謀の結末