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カトリーヌ・アルレー著「目には目を」の感想。

4人の男女の独白によるミステリー。登場人物は、青年実業家ジャンとその妻アガット、友人で富豪のマルセルと病弱な姉の女医マルト。4人はそれぞれの思惑を抱きながら家族ぐるみの交際を始める。しかし根本は愛と欲。打算に裏打ちされた胸の内がつづられ、事...
映画

映画「惑星ソラリス」(1972)の感想。

1972年公開のソ連のSF映画。アンドレイ・タルコフスキー監督。ほとんどが惑星ソラリスに派遣された宇宙船内での話になる。ソラリスには不思議な力がある。人間が思考するとそれが現実化してしまうのだ。まさにSF的な世界。それに翻弄させれる人間たち...
雑記

コロナになってしまった。やはりのどが痛くなった。

先日、のどが少し痛いなと思っていたら、次の日に熱が急に出た。あわてて近所の医院に行って診てもらったら、何とコロナ陽性。しばらく寝込むことになった。経過をたどると1日目 のどが少し痛む。平熱。2日目 熱が38.0℃。受診するとコロナの診断。解...

宮家邦彦著「中東 大地殻変動の結末」の感想。

著者は元外交官で中東の専門家。イスラエル、イランを中心とした現在の中東情勢の解説本。「混迷を深める」という枕詞が常につけられる中東情勢。簡単な解説書を読んでも、とにかくわかりずらい。イスラエルは長い歴史と建国以後の周辺国との戦い。アラブ側も...
映画

映画「コンドル」(1975)の感想。ロバート・レッドフォード主演のスパイ映画。

1975年公開のスパイ映画。ロバート・レッドフォード主演。書籍分析を専門とするCIAの分析官。ある日所属する協会が何ものかに襲われ協会員たちが射殺されてしまう。難を逃れた主人公はCIAに保護を求めるが、指示された人物と会おうとする現場で襲撃...

NHK取材班「あの時、世界は… ―磯村尚徳・戦後史の旅」の感想。

1978年に放送された「NHK特集 あの時・世界は… 磯村尚徳・戦後世界史の旅」の9回シリーズをまとめた3冊本。第1巻・ ワルシャワの墓標・マンハッタン秘密計画・進め、デリーへ!第2巻・引き裂かれた聖地・ファイサル王の決意・ドゴールの挑戦第...
映画

映画「黒蜥蜴」(1968)の感想。丸山明宏、三島由紀夫出演。深作欣二監督。

江戸川乱歩原作、深作欣二監督。丸山明宏時代の美輪明宏が主演。人間人形の役で三島由紀夫も登場している。天知茂の江戸川乱歩シリーズを思わせるような毒々しいセットで繰り広げられる饗宴。まさに乱歩特有の怪奇色あふれる世界だ。この時代の丸山明宏は、何...
映画

映画「炎上」(1958)の感想。市川雷蔵主演、市川崑監督、三島由紀夫原作。

三島由紀夫の金閣寺が原作。市川雷蔵主演、市川崑監督。こんな難しい小説をどうやって映像化しているのだろと思いながら観てみたが、思いの外よくできていて引き込まれてしまった。とくに主人公市川雷蔵と仲代達矢との対比が鮮やかだ。吃音と不自由な足という...
映画

韓国映画「脱走」(2025)の感想。

北朝鮮兵士が韓国へ脱走しようとするストーリー。イ・ジェフン、ク・ギョファン出演。主人公の軍曹は除隊間近なので、その前になんとかして脱北しようしている。脱出劇が基本になるが、そこに過去に因縁のある少佐を配置したところがうまい。少しサイコパスの...

藤田晋著「勝負眼」の感想。

タイトルに惹かれて読んでみた。著者はサイバーエージェントの藤田晋社長。IT業界の代表的な成功者として有名だ。成功者のビジネス哲学的な話かと思ったが、教訓的なことはところどころに語られているのみで、自身のこれまでのエピソードをまとめたようなス...
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