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菅野朋子著「韓国消滅の危機」の感想。

日本以上に少子化が進む韓国の現状のルポルタージュ。韓国でも人口減少が社会のいろんなところでひずみをもたらしている。それが日本よりも極端なかたちで起きている。学校が閉鎖になったり、徴兵制があっても軍隊力を保てない。人口がソウルに集中して、釜山...

ジョルジュ・シムノン著「男の首 黄色い犬」の感想。

「男の首」と「黄色い犬」の二編収録。どちらも秀作だと思う。「男の首」は、メグレが冤罪の疑いのある死刑囚を脱獄させ真相を探ろうとする。大博打になるが、思うように犯人に手がかりがつかめず、上層部からの矢の催促を受ける。だが、地道に捜査を進めると...
映画

映画「ある殺し屋の鍵」(1967)の感想。市川雷蔵主演。

「ある殺し屋」に続く第二弾。前作は市川雷蔵の殺し屋としての渋さで魅せる展開だったが、今回はプロットに重点をおいたストーリーになっている。政界の実力者が秘密メモをにぎる脱税王の暗殺を目論む。その命令が子分筋から子分筋へと降りていき、暴力団の末...
映画

映画「おーい、応為」(2025)の感想。長澤まさみ主演。

葛飾北斎親娘の物語。原作は飯島虚心の「葛飾北斎伝」。長澤まさみ主演。平日12時からの上映で10人前後の入り。昨年は同じく長澤まさみ主演「スオミの話をしよう」を観たが、ちょっと期待外れだったので、今度はどうかと思いながら鑑賞した。ストーリーに...
映画

映画「雨月物語」(1953)の感想。溝口健二監督。

言わずと知れた溝口健二監督による名作。ヴェネツィア国際映画祭の銀獅子賞を受賞。人の欲望を風刺した物語。ストーリーがわかりやすく、欲におぼれてはダメだという教訓が誰にでもわかるような構成だ。一旗揚げようとする夫たちと地道な生活さえ送れればよい...
外国語

松井智子著「バイリンガルの壁」の感想。

外国語学習の困難さを見越して、子供をバイリンガルにするためにアメリカンスクールに通わせるといったニュースをたまに聞く。しかし、バイリンガルになるというのはそれほど簡単なことではないことがわかるのがこの本だ。むしろ、バイリンガル教育の怖さとい...
食べ物

ファミリーマート「けんちんまん」の感想。けんちん汁の中華まん。

ファミリーマートで「けんちんまん」を見つけたので買ってみた。けんちん汁の具材を入れた中華まんで、2024年10月に開催した「シン・いばらきメシ総選挙2024」で一般料理部門第3位に入賞した、常陸太田市の「けんちんまん」を商品化したものになる...
カフェ

コメダ珈琲「ブラックモンブランパフェ」の感想。

コメダ珈琲で2025年10月16日から販売している「ブラックモンブランパフェ」を食べに行ってきた。竹下製菓のアイス「ブラックモンブラン」と、宇治抹茶で有名な祇園辻利とのコラボ商品。クランチとチョコソース、宇治抹茶プリン、ココアバウムクーヘン...

佐藤優著「定年後の日本人は世界一の楽園を生きる」の感想。

佐藤優氏による定年後のシニア層に向けた指南本。緊迫した国際情勢やビジネスマン向けの生き残り術などシビアな題材での著作が多い著者。今回は割とユルめで、定年後の生活についての提言だ。基本的には人生を楽しむフェーズに移ったというスタイル。本を読ん...
映画

映画「華麗なる一族」(1974)の感想。佐分利信主演、山本薩夫監督。

1974年公開。山崎豊子原作、山本薩夫監督、佐分利信主演。コンプライアンスの時代になった今では、考えられないようなどす黒い世の中が描かれている。野心家たちの権力欲のエネルギーが、政界、官界、財界の至る所に充満していた時代だ。佐分利信演じる万...
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