刑事コロンボ「闘牛士の栄光」感想。動機は何か。異質の作品。

旅行でメキシコを訪れたコロンボが地元警察を助け、闘牛で死亡した事件を捜査する。「歌声の消えた海」の後日談になる。ストーリーとしても、ちょっと異質な作品。

犯人は往年の名闘牛士。長年の相棒を闘牛場におびきだし、麻酔銃を撃ち込んでフラフラにしてから、牛に襲わせる。単なる事故と見せかけたが、コロンボは矛盾点を追求する。すぐに犯人の目星はつくが、動機がわからない。

このエピソードでは、動機がポイントになる。動機を問題にしたものには「偶像のレクイエム」があるが、それとも異なる。

最後は、決定的な証拠を突きつけたわけではないのに、犯人は犯行を認めてしまう。名誉を重んじるという犯人の考え方があればこその自供だが、見ている側からすると、どうもしっくりこない。名誉に生きる犯人の人物像が、全編にわたってこれでもかと描かれているが。

最後に一気に種明かしというストーリーでは、視聴者がついていけないと思う。名誉というキーワードを早い段階で出して、徐々に詰めていくというスタイルであった方がよかったと思う。英語の原題(a matter of honor)で種明かしをしているのは、そのあたりを考えてのことかもしれない。

【関連記事】NHKBSプレミアム刑事コロンボベスト20発表
【関連記事】刑事コロンボおすすめエピソード
【関連記事】シーズン別リスト
【関連記事】ブルーレイBOX価格下がる
【関連記事】コロンボが好きなチリ
【関連記事】自縛の紐
【関連記事】死の方程式
【関連記事】美食の報酬
【関連記事】魔術師の幻想
【関連記事】意識の下の映像
【関連記事】死者のメッセージ
【関連記事】策謀の結末
【関連記事】権力の墓穴
【関連記事】秒読みの殺人
【関連記事】殺人処方箋
【関連記事】殺しの序曲
【関連記事】逆転の構図
【関連記事】歌声の消えた海
【関連記事】構想の死角
【関連記事】ロンドンの傘
【関連記事】祝砲の挽歌
【関連記事】パイルD-3の壁
【関連記事】溶ける糸
【関連記事】忘れられたスター
【関連記事】二枚のドガの絵
【関連記事】別れのワイン
【関連記事】偶像のレクイエム
【関連記事】断たれた音
【関連記事】毒のある花
【関連記事】野望の果て
【関連記事】第三の終章
【関連記事】愛情の計算
【関連記事】白鳥の歌
【関連記事】ビデオテープの証言
【関連記事】5時30分の目撃者
【関連記事】ハッサン・サラーの反逆
【関連記事】仮面の男
【関連記事】闘牛士の栄光