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映画

映画「崖」(1955)の感想。フェリーニ監督作品。

詐欺をはたらく男の悲しい物語。「道」、「カビリアの夜」とともにフェデリコ・フェリーニ監督の三部作として知られる作品。神父になりすまして、貧しい人々から金を巻きあげるという悪行を繰り返す主人公。詐欺の手段に神を使うという卑劣な行為ができるのは...
映画

映画「わが名はキケロ ナチス最悪のスパイ」(2019)の感想。

珍しいトルコ映画。実在のスパイ、キケロの人生を描いたサスペンス作品。舞台は第二次世界大戦中のトルコ。キケロはドイツのスパイとなり、英国大使館に執事となって潜入する。そこでドイツ大使館で働く女性と知り合いになる。実は彼女もスパイ活動をしていた...

筒井康隆著「筒井康隆自伝」の感想。

SF界の巨匠の自伝。幼少期から最近までの出来事が時系列で網羅されている。とくに子供時代の出来事は詳しく、記憶力のよさには驚くばかりだ。知能指数のエピソードがたびたび出てくるが、さすがに優秀な人は老年になったもこうなんだと改めて感心してしまう...
映画

映画「パワー・ゲーム」(2013)の感想。

IT業界を舞台にした陰謀のサスペンス映画。IT業界の二大巨頭はかっては師弟関係にあったが、今は袂を分かち対立する立場になっていた。その一方から産業スパイとして雇われた若手社員は、身分を隠して相手側に潜入する。トップの信頼を獲得したかに見えた...

李虎男著「中国は覇権を握るのか」の感想。

著者は中国人の研究者。主に日本で活動をしていて、朝鮮半島が専門のようだ。本書は今の中国を解説したかなりの力作だ。世界に冠たる大中華帝国は、歴史上常に君臨し続けてきた。ここ150年ほどを除いては。その中国が、かつての地位を取り戻すべく、様々な...
映画

映画「連合艦隊」(1981)の感想。

連合艦隊の視線から太平洋戦争開戦から終戦までをカバーした物語。豪華キャストと大がかりなセットで迫力満点の映像。お金がかかっている。海軍から見た戦争なので、陸軍はあまり出てこない。真珠湾からミッドウェー海戦、レイテ沖海戦でのおとり作戦、戦艦大...
囲碁将棋

団鬼六著「真剣師小池重明」の感想。

伝説の将棋の真剣師小池重明の物語。とにかく面白い。ぐいぐい引き込まれるようなストーリーだ。著者の筆力のせいもあるだろうが、主役のキャラが突出している。脚色されていることを考えても、すごい人物だ。将棋は鬼のように強く、新宿の「殺し屋」というニ...

内藤陽介著「世界の右翼」の感想。

最近のニュースでは、右傾化するヨーロッパという言葉をよく耳にする。単発的に取り上げられるので、かなり右寄りの政党が政権の担うのではと思ってしまう。本書では、その背景を主要7カ国についてわかりやすくまとめてある。対象は、独、仏、伊、ハンガリー...
映画

映画「カリスマ」(1999)の感想。黒沢清監督、役所広司主演。

黒沢清監督、役所広司主演ホラー風の映画。犯人と人質を両方死なせてしまい、心に深い傷を負った刑事藪池は、森でカリスマと呼ばれる一本の木に出会う。その木を守る青年とつきあううちに、木を巡る争いに巻き込まれていく。そして自分自身も木の虜になってい...
映画

映画「河」(1951)の感想。

インドのガンジス川流域に住む家族の物語。英国人の工場支配人の家族の日常が描かれる。隣家に来訪した退役軍人ジョン大尉に心を奪われる少女たちの思春期から大人に成長していく物語が中心だ。画面に現れる人たちの間にはいくつかの境界が存在する。英国人と...
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