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米澤穂信著「王とサーカス」の感想。

ネパールを舞台にしたミステリー。フリーの記者太刀洗万智は、取材でネパールのカトマンズを訪れる。その矢先、王が殺害される大事件が王宮で発生する。不穏な空気が漂う中、なんとか情報を得ようと軍人のの准尉と接触する。しかし、彼が翌日他殺死体となって...
映画

韓国映画「密偵」(2016)の感想。

植民地時代の朝鮮独立運動を描いた作品。ソン・ガンホ、コン・ユ出演。日本植民地時代のソウルで警察官のイ・ジョンチュルは、独立運動組織の義烈団の取り締まりの指令を受ける。接触を続けるうちに彼らの意気に心を動かされ、次第に親近感を持つようになる。...
外国語

米川正夫著「米川正夫―鈍・根・才 米川正夫自伝」の感想。

ロシア文学者で翻訳家の米川正夫の自伝。人間の記録というシリーズの一冊。トルストイ、ドストエフスキーをはじめとするロシア文学の翻訳で名高い著者。とにかく話が面白い。著者には面白く書こうという意図はないと思うが、まるで漫談風の物語を読んでいるよ...

朝井リョウ著「イン・ザ・メガチャーチ」の感想。

「生殖記」では、複雑化した社会に適応しようとするマイノリティを描いていたが、本書はエンタメ業界を舞台に、仕掛ける側とのめり込む側の動きが描かれる。今のエンタメ業界の戦略はすさまじい。ナチス時代のプロパガンダ、大衆はバカだ、繰り返しで浸透させ...
テレビ

アストリッドとラファエル6 文書係の事件録 第7話「ギロチン」の感想。

倉庫内で頭部が切断された遺体が見つかる。現場の状況から、アストリッドはギロチンが使われたと断定する。しかし、警備員の目を盗んでわずかな時間での犯行は難しく思われ、新警視正は信じようとはしない。今回は、ギロチンと新警視正の心変わりのストーリー...

セバスチアン・ジャブリゾ著「シンデレラの罠」の感想。

フランスの作家セバスチアン・ジャプリゾによるかなりトリッキーなミステリー。雰囲気はカトリーヌ・アルレーの小説のような感じがする。構成も心理面を中心にして描いていて、悪女ものの雰囲気の作品だ。何と言っても、奇をてらうような心理描写がこの小説の...
映画

映画「ドラブル」(1974)の感想。ドン・シーゲル監督のサスペンス。

1974年公開のドン・シーゲル監督作品。NHKBSで視聴。MI6の諜報部員タラントの息子が謎の組織に誘拐され、MI6が所有するダイヤモンドを身代金として要求される。しかし、政府はダイヤモンドの支払いを拒否したため、タラントはダイヤモンドを盗...

朝井リョウ著「生殖記」の感想。

「人間失格」の主人公は、道化を演じることで社会に適応しようとした。本作の主人公は、もっとレベルが高い。ある将棋棋士が昔と今の棋士でどちらの方が強いかという問いに、戦法の研究が進んでいるので今の方が強いと言ったが、それはこの主人公にも当てはま...

エラリー・クイーン著「レーン最後の事件」の感想。

ドルリー・レーンを探偵役とする悲劇4部作の最終作。Zの悲劇と比べると、サムの娘のペーシェンスの活躍は抑え気味で、本格推理ものの流れで最後までいく。バスの乗客の人数や鈴の鳴った回数の推理あたりは、いかにも謎解きものらしネタでいいと思う。変な男...
テレビ

アストリッドとラファエル6 文書係の事件録 第6話「デジタルの悪魔」の感想。

今回はデジタルセンターでの殺人事件。新任の警視正が登場する。データセンター内で幹部の遺体が発見される。目と口を縫い合わされていて呪術を連想させるような状態であった。センター内には侵入不可能であると思われていたが、ある方法があることをアストリ...
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