刑事コロンボ「自縛の紐」の感想。傑作か秀作か?

刑事コロンボの「自縛の紐」を見た。

「第三の終章」のように頭脳派コロンボの真骨頂を発揮する代表的なエピソードだ。ミステリーファンにはとくにおすすめ。

犯人はスポーツジム経営者。コロンボがニンジンジュースを飲まされたり、靴に入った砂を内緒捨てたり、葉巻を捨てるシーンは面白い。

この頃のデータベースの出力は、ディスプレイ表示ではなくプリントアウトだったんだとあらためて思う。

ラストシーンは秀逸だ。犯人がしらを切れば逃げられそうなのは、「5時30分の目撃者」と同じ。だが、そこまで考えなくてもよいだろう。ドラマだから。