刑事コロンボ「攻撃命令」の感想。つくりが粗いが惜しい作品。

飼い犬を使った殺人という珍しいエピソード。シリーズのラスト前の作品。

犯人は著名な心理学者。妻の浮気相手である助手を殺害しようと計画する。ドーベルマン犬を密かに調教し、合い言葉を聞くと人を攻撃するように覚え込ませる。電話で助手を呼び出し、犬の目の前でキーワードを口にするように誘導して事故に見せかけ殺害する。

コロンボが指摘したように、犯人は手がかりを残し過ぎている。待ってましたとばかりにコロンボの鋭い観察眼の餌食になってしまう。コロンボの切れ味鋭い追求の仕方がこのエピソードの見どころ。

ただ、キーワードの突き止め方は偶然にたより過ぎ。ゲストハウスに住まわせた愛人の存在も、事件の本筋とはあまり関係がなくやや中途半端。

妻の事故死も犯人の仕業なので、「偶像のレクイエム」のようにをもう少し逮捕の過程に絡ませるとストーリーに深みがでていたのではと思う。

プロットはよいが、つくりが粗く全体的に残念な構成。犯人を隙の無い知能犯という設定で作り込めば、割と傑作になったのではと思わせる。

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