刑事コロンボ「忘れられたスター」感想。ベスト20で3位

ランキングでは常に上位に入るエピソード。他のものとは違い、哀愁ただよう犯人の切ない人間ドラマが平行して進む。そこが人気の秘密。

犯人は、かってのミュージカル名女優でカムバックを希望している。夫に資金援助を断られ、睡眠薬で眠らせてから銃で撃ち殺してしまう。自殺ではと推測されたが、コロンボは不自然な点をいくつも見つける。
犯罪のプロットは割と杜撰。いつものようにコロンボと犯人が丁々発止とやり合うシーンは見られない。

見所は、犯人のジャネット・リーの演技。芸能界の浮き世離れしたところ、過去の栄光にすがるだけの宙に浮いているよう夢の儚さ、病気で徐々に記憶が確かでなくなる様子、これらがミックスした絶妙の演技を見せる。

最後のコロンボが犯人の後見人に真相を話すクライマックスもよい。時折、接待役の犯人が、楽しそうにしゃべりながら、割り込む姿は痛々しく、ただの謎解きとは違った盛り上がりをみせる場面だ。

ジャネット・リーはヒッチコックの「サイコ」の冒頭で、シャワールームで刺殺された女性。また、「殺しの序曲」で仏頂面のウェイトレスとして出演したジェイミー・リー・カーティスは、彼女の実の娘。

コロンボの面白映像としては、射撃テストを逃げ回る場面が笑わせてくれる。

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