旧シリーズ27作目で、ちょうど真ん中あたりにつくられたエピソード。一番のピークの頃の作品だけあって、非常によくできている。
犯人は著名な写真家。妻を殺害し、利用した元服役囚も殺して犯人に仕立ててしまう。
コロンボは矛盾点を次々に見つけ出す。
最後は、トラップに引っかかった犯人が、自らの犯行を間接的に認めるといオチ。
最後に知らず知らずに犯人が自分の犯行を認めてしまうパターンは多いが、この作品ほどストレートなものは少ない。一度しか使えない禁じ手と言えるかな。
上流階級の傲慢な犯人、ほころびから犯人を追い込むコロンボの謎解き、あっと言わせるクライマックスと、典型的な黄金パターンに沿って、これぞ「刑事コロンボ」といった作品。
加えて、このエピソードは、おもしろコロンボの特典映像が、2つも入っている点でもポイントが高い。ひとつはシスターに浮浪者に間違えられるシーン、もうひとつは運転免許の試験官をプジョーに乗せるシーン。
以前、初めてコロンボを見るならということで、「野望の果て」をすすめたが、もう一つ挙げればこの「逆転の構図」かな。
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1 殺人処方箋
2 死者の身代金
3 構想の死角
4 指輪の爪あと
5 ホリスター将軍のコレクション
6 二枚のドガの絵
7 もうひとつの鍵
8 死の方程式
9 パイルD-3の壁
10 黒のエチュード
11 悪の温室
12 アリバイのダイヤル
13 ロンドンの傘
14 偶像のレクイエム
15 溶ける糸
16 断たれた音
17 二つの顔
18 毒のある花
19 別れのワイン
20 野望の果て
21 意識の下の映像
22 第三の終章
23 愛情の計算
24 白鳥の歌
25 権力の墓穴
26 自縛の紐
27 逆転の構図
28 祝砲の挽歌
29 歌声の消えた海
30 ビデオテープの証言
31 5時30分の目撃者
32 忘れられたスター
33 ハッサン・サラーの反逆
34 仮面の男
35 闘牛士の栄光
36 魔術師の幻想
37 さらば提督
38 ルーサン警部の犯罪
39 黄金のバックル
40 殺しの序曲
41 死者のメッセージ
42 美食の報酬
43 秒読みの殺人
44 攻撃命令
45 策謀の結末
2 死者の身代金
3 構想の死角
4 指輪の爪あと
5 ホリスター将軍のコレクション
6 二枚のドガの絵
7 もうひとつの鍵
8 死の方程式
9 パイルD-3の壁
10 黒のエチュード
11 悪の温室
12 アリバイのダイヤル
13 ロンドンの傘
14 偶像のレクイエム
15 溶ける糸
16 断たれた音
17 二つの顔
18 毒のある花
19 別れのワイン
20 野望の果て
21 意識の下の映像
22 第三の終章
23 愛情の計算
24 白鳥の歌
25 権力の墓穴
26 自縛の紐
27 逆転の構図
28 祝砲の挽歌
29 歌声の消えた海
30 ビデオテープの証言
31 5時30分の目撃者
32 忘れられたスター
33 ハッサン・サラーの反逆
34 仮面の男
35 闘牛士の栄光
36 魔術師の幻想
37 さらば提督
38 ルーサン警部の犯罪
39 黄金のバックル
40 殺しの序曲
41 死者のメッセージ
42 美食の報酬
43 秒読みの殺人
44 攻撃命令
45 策謀の結末