清涼院流水著「世界一効率的なAI英語学習法」の感想。

著者はこれまでにも英語を本気で学ぶための本を出している。今回はAIに特化していて、どうやって使うかの指南本だ。

外国語学習にとってAIの登場は、辞書の誕生、オーディオ教材の出現に次ぐ第3の革命と言えるくらいのインパクトがある。これまで出来なかった会話練習と質問が、いくらでもできるようになったからだ。そして、質問という形をとれば、まさに生きた教科書、教師となって、こちらのレベルに合わせて何でも教えてくれる。

本書は、AIがあれば英語ができるようになるとは言っていない。万能な道具ではあるが、使い倒してこそのツールだというスタンスだ。そのため具体的な使い方は割と泥くさい。読めるようになるには読まなければならない、書けるようなるには書かなければならないなど、当たり前のことが繰り返して述べられていて、それを踏襲した4技能のやり方を説明している。

AIを使うと楽になるというより密度が濃くなると言うべきかな。同じ時間を勉強にするにしても進歩は早くなるが、外国語学習がハードワークであることには変わりない。良い先生を見つけても、練習しないとうまくならないからね。