3作目のエピソード。この作品からシリーズ化が始まった。監督は、あのスティーヴン・スピルバーグ。
コンビを組むベストセラー作家の一方が犯人。作品は共著であることになっているが、実は自身はマネージャー役で一行も書いていない。相棒作家からコンビ解消を言い渡され、計画的に殺害する。つづいて犯行の一部をしられ恐喝された雑貨屋の女主人も殺してしまう。
コロンボは細かい点を見逃さない。ちくちくと追い詰める
最後は、ちょっと弱い。トリック自体が重要なことがわかるが、もう少しはっきりとした決め手が欲しかった。
やはりこの作品は、スピルバーグによる優れた演出、映像がみどころ。
高層階のガラス張りの仕事部屋の安定感のなさ。
特徴のない第1の被害者と強烈な個性の第2の被害者の対比。
犯人と第2の被害者の真っ赤な対決。
薄暗いライトによる不気味な雰囲気。
アップの多用による迫力あるカット。
手前に横顔を入れる二人の時の構図づくりなど。
心理的な恐怖感を与え、ぞくぞくするような雰囲気を感じさせてくれる。
とくに雑貨屋の女主人に、ただの殺され役以上の存在感を持たせたところがよいと思う。犯人と女主人のやりとりは、ヒッチコックのミステリーを見ているようだ。
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1 殺人処方箋
2 死者の身代金
3 構想の死角
4 指輪の爪あと
5 ホリスター将軍のコレクション
6 二枚のドガの絵
7 もうひとつの鍵
8 死の方程式
9 パイルD-3の壁
10 黒のエチュード
11 悪の温室
12 アリバイのダイヤル
13 ロンドンの傘
14 偶像のレクイエム
15 溶ける糸
16 断たれた音
17 二つの顔
18 毒のある花
19 別れのワイン
20 野望の果て
21 意識の下の映像
22 第三の終章
23 愛情の計算
24 白鳥の歌
25 権力の墓穴
26 自縛の紐
27 逆転の構図
28 祝砲の挽歌
29 歌声の消えた海
30 ビデオテープの証言
31 5時30分の目撃者
32 忘れられたスター
33 ハッサン・サラーの反逆
34 仮面の男
35 闘牛士の栄光
36 魔術師の幻想
37 さらば提督
38 ルーサン警部の犯罪
39 黄金のバックル
40 殺しの序曲
41 死者のメッセージ
42 美食の報酬
43 秒読みの殺人
44 攻撃命令
45 策謀の結末
2 死者の身代金
3 構想の死角
4 指輪の爪あと
5 ホリスター将軍のコレクション
6 二枚のドガの絵
7 もうひとつの鍵
8 死の方程式
9 パイルD-3の壁
10 黒のエチュード
11 悪の温室
12 アリバイのダイヤル
13 ロンドンの傘
14 偶像のレクイエム
15 溶ける糸
16 断たれた音
17 二つの顔
18 毒のある花
19 別れのワイン
20 野望の果て
21 意識の下の映像
22 第三の終章
23 愛情の計算
24 白鳥の歌
25 権力の墓穴
26 自縛の紐
27 逆転の構図
28 祝砲の挽歌
29 歌声の消えた海
30 ビデオテープの証言
31 5時30分の目撃者
32 忘れられたスター
33 ハッサン・サラーの反逆
34 仮面の男
35 闘牛士の栄光
36 魔術師の幻想
37 さらば提督
38 ルーサン警部の犯罪
39 黄金のバックル
40 殺しの序曲
41 死者のメッセージ
42 美食の報酬
43 秒読みの殺人
44 攻撃命令
45 策謀の結末