シーズン1の第3話。犯人役は古手川祐子。
古手川祐子演じる精神科医は、愛人である患者が他の女性と婚約したことを知り、殺害を計画する。強盗に入られたためバットで殴ったという正当防衛を装い、愛人を殺してしまう。古畑は捜査を始めると、いくつかの不審な点を見つける。
古畑任三郎は刑事コロンボの影響を受けているが、このエピソードからはいろんな元ネタが思い出されて、そういう意味でも見どころが多い。
強盗に見せかけ正当防衛を主張するプロットは「もうひとつの鍵」、
古畑と精神科医との腹の探り合いの頭脳戦は「殺人処方箋」、
最後の決め手は「死者のメッセージ」にも思えるが、寧ろ「ロンドンの傘」になるかな。コロンボではもう一ひねりあったが。
古手川祐子の悪女ぶりと、ネチネチと追い込む古畑任三郎の対決は見応えがある。よくできたエピソードだと思う。
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