このエピソードは個人的にはかなり好きな作品。とくに最後のトリック。ただ、そこが不人気の理由らしい。
犯人は精神科医。言い争いの末に愛人の夫を殺害。催眠術を使って愛人も殺してしまう。コロンボは、愛人の証言、ライターの石などから犯人のあたりをつける。最後は、あっと言う仕掛けで犯人を落とす。
最後のオチは結構議論があるところ。クライマックスとしては鮮やかだが、これでは犯人が現場にいたことの証明にしかならず、殺人罪には問えないというのが不人気の理由らしい。確かに不十分だ。
犯人を追い込むトリックとしては、なかなかのものなので、もう少し脚本をつめておけば、傑作になったと思う。それに第2の殺人の方法を催眠術としたこともマイナスポイント。曖昧模糊とした分野なので、コロンボのねちねちと矛盾を突くいつものパターンがうまく決まらなくなってしまった。
第2の被害者はスパイ大作戦でおなじみのレスリー・アン・ウォーレン。ミステリアスな雰囲気を持つ女優さんだ。
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1 殺人処方箋
2 死者の身代金
3 構想の死角
4 指輪の爪あと
5 ホリスター将軍のコレクション
6 二枚のドガの絵
7 もうひとつの鍵
8 死の方程式
9 パイルD-3の壁
10 黒のエチュード
11 悪の温室
12 アリバイのダイヤル
13 ロンドンの傘
14 偶像のレクイエム
15 溶ける糸
16 断たれた音
17 二つの顔
18 毒のある花
19 別れのワイン
20 野望の果て
21 意識の下の映像
22 第三の終章
23 愛情の計算
24 白鳥の歌
25 権力の墓穴
26 自縛の紐
27 逆転の構図
28 祝砲の挽歌
29 歌声の消えた海
30 ビデオテープの証言
31 5時30分の目撃者
32 忘れられたスター
33 ハッサン・サラーの反逆
34 仮面の男
35 闘牛士の栄光
36 魔術師の幻想
37 さらば提督
38 ルーサン警部の犯罪
39 黄金のバックル
40 殺しの序曲
41 死者のメッセージ
42 美食の報酬
43 秒読みの殺人
44 攻撃命令
45 策謀の結末
2 死者の身代金
3 構想の死角
4 指輪の爪あと
5 ホリスター将軍のコレクション
6 二枚のドガの絵
7 もうひとつの鍵
8 死の方程式
9 パイルD-3の壁
10 黒のエチュード
11 悪の温室
12 アリバイのダイヤル
13 ロンドンの傘
14 偶像のレクイエム
15 溶ける糸
16 断たれた音
17 二つの顔
18 毒のある花
19 別れのワイン
20 野望の果て
21 意識の下の映像
22 第三の終章
23 愛情の計算
24 白鳥の歌
25 権力の墓穴
26 自縛の紐
27 逆転の構図
28 祝砲の挽歌
29 歌声の消えた海
30 ビデオテープの証言
31 5時30分の目撃者
32 忘れられたスター
33 ハッサン・サラーの反逆
34 仮面の男
35 闘牛士の栄光
36 魔術師の幻想
37 さらば提督
38 ルーサン警部の犯罪
39 黄金のバックル
40 殺しの序曲
41 死者のメッセージ
42 美食の報酬
43 秒読みの殺人
44 攻撃命令
45 策謀の結末