NHKドラマ「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」第10話「五線譜の暗号」の感想。

アパートで女性が殺される。指紋や皮膚の証拠から同じアパートに住む前科がある男が逮捕される。アストリッドは状況から別に犯人がいると考え、資料を調査進める。すると過去に同じような事件が何件も起きており、同一人物の犯行である疑いが濃いことがわかる。

シーズン1の最終回。冒頭から犯人が登場してしまういつもとは違った構成。最終回で刑事コロンボのような倒叙式を採用するとは。果たしてアストリッドは謎をどうやって解くのかと思っていると、トリッキーなパズルを見事に解読して犯人を探し当てる。

アストリッドの身に危険が迫るシーンもあって、見せ場も十分。後見人ガイヤールが殺されてしまうが、思ったほど動揺を見せないところがアストリッドらしい。母親との再会や父親の死に対してそれほど揺れ動かなかったし、それが彼女の個性なんだね。

犯人がわかっていても楽しめる最終回だった。シーズン2は2023年5月からの放送とのこと。楽しみに待とうと思う。

アストリッドとラファエル 文書係の事件録放送リスト