NHK BS世界のドキュメンタリー「私はナチスを欺いた 女性スパイの知られざる素顔」の感想。

第二次世界大戦中にハートのクイーンと言われた女性スパイの物語。

ロマノフ家の血をひくラリッサ・スウィルスキーは、ロシア革命のため祖国を離れヨーロッパに移り住む。苦難の生活を送るうちに、スペイン名家出身の軍人と結婚する。そして夫の赴任地のジブラルタル滞在中にナチの情報機関から接触を受け、スパイとして活動をすることになる。

映画のようなストーリーだ。舞台がジブラルタルでナチスとイギリスの謀略戦。名家の出身とはいえ、一般人の女性がナチスにリクルートされて重要なスパイ活動をするようになるとは驚き。本人も筋金入り愛国者とか活動家ではなく、ドイツの口車にのせられて破壊活動に従事してしまうというのも、現実のスパイはこんなものなのかなと思う。

スパイ映画が大好きな人、スパイということばに反応してしまう人には興味深い番組だと思う。

NHKBS1
BS世界のドキュメンタリー
「私はナチスを欺いた 女性スパイの知られざる素顔」
2022年8月23日 00:00-00:50