NHKドラマ「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」第6話「閉ざされた部屋」の感想。

人気ミステリー作家が自宅で死亡しているのが見つかった。死因は青酸カリで部屋は密室状態。自殺として処理されかけたが、アストリッドは青酸カリの容器がないことから、殺人の疑いを指摘する。捜査をすすめると、その作家には共同作者がいることがわかる。

今回は凝りに凝っていた。50分の長さに詰め込める内容ではないくらいの濃い話。ミステリーの本筋が二転三転する複雑な構成で完成度が高い。2時間の映画にしてもいいくらいによくできている。決め手はああやってまとめないと、時間が足りなくなるね。

今回はラファエルも事件解決に重要な役割をはたす。コンビのでこぼこぶりは相変わらずだ。

最後にラファエルは、思い切ってアストリッドの母親のことを切り出すが肩すかしをくってしまう。人間関係の基本は、相手の身になって考えることだという教訓を学ばせてもらった。ラファエルは苦戦しそうだが。

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