映画「予期せぬ出来事」(1963)の感想。セレブたちの人間模様。

1963年公開のイギリス映画。VIPたちの共演による豪華な人間模様。エリザベス・テイラー、リチャード・バートン、オーソン・ウェルズ出演。

ヒースロー空港のラウンジに集まった有名人たち。天候不良のためフライトが延期になる。ホテルで過ごす一夜のうちに、それぞれの事情を抱えながら彼らの物語が進行していく。

上流階級の豪華な生活を垣間見るような舞台設定。出演者たちもVIPにふさわしい人たちばかり。

エリザベス・テイラーは、やはりセレブにふさわしいゴージャスな雰囲気を漂わせている。リチャード・バートンも然り。オーソン・ウェルズは、業界の大立て者としての貫禄十分。

物語としては、ふつうの展開でちょっと波乱が起きるくらいで目新しいことはない。この時代は、ワイドショーのゴシップネタが、今よりも人々の関心をよびやすいという背景もあるので、映画のストーリーとしても成り立ったのだろう。

60年代の映画ビジネスの華やかさを味わえる作品。