映画「燃えよデブゴン(1978)の感想。シリーズ第1作のコメディーカンフー映画。

1978年の香港映画。サモ・ハン・キンポー主演・監督。シリーズ第1作になる。

ブルース・リーに憧れる田舎青年ウォン・ロンは、叔父の食堂を手伝うために香港にやって来る。実はロンはカンフーの達人であり、ある日店に嫌がらせに来たチンピラをやっつけてしまう。しかしそのせいで食堂はめちゃめちゃになり、休業することになる。そこで高級レストランに働き口を見つけるが、そこに現れた億万長者による誘拐事件に関わることになる。

全体的には、70年代にB級コメディー。展開はゆるいし、ストーリーとしても惹きつけられるものはない。それでも当時の香港の街並みや雰囲気が楽しめるのはうれしい。

そんな映画だが、キンポーが見せるカンフーアクションだけは異彩を放っている。体型はブルース・リーとは似ても似つかないが、華麗なカンフーを見ていると、その流れるような自然なアクションに釘付けになる。

ブルース・リーへの愛が感じられるコメディーカンフー映画。