映画「ガントレット」(1977)の感想。クリント・イーストウッド主演。

クリント・イーストウッド主演のアクション映画。

主人公の刑事は、仕事は出来るが組織でははみだしもの。新任の警察委員長から裁判証人の護送を命じられ、ラスベガスに向かう。証人を連れ出して空港に向かうと、何者かの襲撃を受ける。委員長に警護を要請するが、その後も命を狙われ続ける。

典型的な刑事アクションもの。主人公が、何もわからないままにトラブルに巻き込まれ、その上役が黒幕であるというありきたりの構成。簡潔すぎるストーリーだが、それは問題ではない。

ほぼ全編にわたる派手なアクションシーンが見どころ。サバイバルゲームのようなハラハラ感。カーチェイスやヘリコプターからの銃撃、最後は集中砲火を浴びながらのバスによる突入と、よく撮影したなと思われるシーンが連続する。

同時に、反目していた女証人との関係が、だんだんと近くなっていくのもこういう映画では欠かせないところだ。