ルパン三世「バイバイ・リバティー・危機一発!」(1989)の感想。テレビスペシャルシリーズ第1作。

テレビスペシャルシリーズ第1作。1989年製作。

ルパンは、自由の女神に隠された世界最高のダイヤを手に入れようと大胆な作戦を敢行する。その途中で、世界のコンピュータをハッキングして、自由に書き換えできるウィルスの存在を知り、当局のルパン自身のデータを操作することを思い立ち、その争奪戦にも参加する。

テレビスペシャルシリーズ第1作ということで力が入っている。壮大なプロットで、アメリカ中を駆けめぐる。世界を手玉にとることができるコンピュータウィルスに、謎の秘密結社。そして美女の登場。後のスペシャルドラマシリーズの雛形にもなっているように思える。

展開はスピード感があって、なかなか楽しめる。まだこの頃の作品には、大泥棒ルパンの雰囲気が残っていて、昭和の大人向けアニメのよいところを残している。