韓国ドラマ「王女ピョンガン」の感想。高句麗の王女の権力闘争とロマンス。

2021年KBS製作の韓国ドラマ。

舞台は三国時代の高句麗。王女ピョンガンは、宮廷内の権力争いから母を失っていた。追っ手に命を狙われたが、行方不明となり記憶を失って秘密結社に刺客として育てられる。ある日、王女側の将軍の息子であるオン・ダルと運命的な再会を果たす。王女として宮廷に戻り、対立勢力との戦いに挑む。

権力闘争と王女のロマンスで構成された時代劇。うまくバランスがとれていて、なかなか見せるドラマになっている。部族間の争いでは、韓国時代劇特有の容赦ない政争が描かれる。一方で、王女のロマンスが3角関係から4角関係へと広がっていって、話に厚みを加えている。

とくに映像に迫力があってきれいだ。宮廷の暗い画面の重厚感と戦場でのアクションは見もの。KBSは映像の作り方がうまいと思う。

NHKのこの枠の韓国ドラマはどれも粒ぞろい。このドラマも面白かった。

「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全22回)
NHKBSプレミアム
2020年10月31日-2022年4月3日 日曜21:00-22:00