古畑任三郎第15話「笑わない女」の感想。犯人役沢口靖子。(ネタバレ)

沢口靖子が犯人役。全寮制の宗教系女子校が舞台。

犯人は、全寮制の女子校の教師。厳しい指導で生徒たちに嫌われている。ある日、同僚の男性教師を撲殺する。古畑と今泉は、寮で生活しながら、捜査を進める。

このエピソードは、犯人の動機が明らかではなく、その解明が焦点になる。犯人の特異な思考パターンが鍵となる。あまりにも特殊ケースになるので、ヒントが至るところに満載といったシナリオになっている。

舞台も、世間から隔絶したような学校内で、規則が厳しすぎて、現実味がないようなところ。それが逆におかしい。

その中で目をひいたのは、3色のマッシュポテト。ベジタリアンの人たちは、あんな食事をしているのかなと思った。

全寮制の学校という設定は、刑事コロンボ「祝砲の挽歌」と同じ。解決編で明かされる殺人の動機は、「闘牛士の栄光」ほぼ一緒。

ちょっと変わった設定で、違う世界の物語といった雰囲気のエピソード。