相場師朗著「1億円株塾」書評感想

どんな本?

株のテクニカル本。チャートパターンによりポジションをとる。わかりやすいように、マンガがところどころに入っている。

どんな手法か?

ファンダメンタルズは考えない。日足チャートを使い、ローソク足と移動平均線を使ってパターンが出たときを狙う。ポジションをとるのは引け30分前。

主なパターンは3つ

下半身
5日移動平均線が横ばいか上昇時に大きな陽線が出たとき。

くちばし
5日、20日移動平均線がともに上向きのときのゴールデンクロス。

ものわかれ
上昇トレンドで、5日移動平均線が下がってきて20日移動平均線につかないで再上昇。

株は、3ヶ月、6ヶ月サイクルで動く、移動平均線の向きが重要、上昇継続は7日が目安、キリのいい株価や前の高値安値を注意、日足週足で精度をあげるなど。

まとめ

移動平均線でトレンドを見極め、パターン化された大きく動きそうなポイントでポジションをとる。初心者にもできそうなわかりやすい方法だ。

だが、チャートでは底値からの反発やレンジ相場でポジションをとる例も示されており、無闇に入るのは危険だと思う。やはり著者が言っているように、トレードを技術ととらえ、かなりの練習をして習得する手法だと思う。