大前研一著「日本の論点 2019~20」書評感想

月刊誌の連載を再編集したもの。そのため少し新鮮さに欠ける記事もある。

日本の国家予算破綻の危機、大阪活性化は金を呼び込む工夫が必要、道州制への権限委譲、グローバルビジネスマンとしての教養、日本人の休暇意識の低さ、シャープ復活にみる真の働き方改革、持ち家より賃貸、金融経済と実体経済の乖離、自動車のEVシフトとPHVの可能性、総選挙と小泉進次郎の今後、アパレル市場減少、ZOZOとメルカリ、大阪衰退、中国のハイテク人材、トランプ異常さ慣れた国民、北朝鮮非核化歓迎の中露の思惑、習近平の末路、マハティル首相の危機、フェイスブックなど。

いろんなトピックスについての見方を提示してあり、世の事情の総まとめ的知識を得るのにはよい本だと思う。

大前研一氏の論評は、週刊ポストやSAPIO、プレジデントで読むことができるので、最近の話題ならそちらを読んだ方がよい。