ミステリー

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鮎川哲也著「白の恐怖」の感想。

鮎川哲也による1959年刊行のミステリー。 雪山の邸宅に閉じ込められた人々。彼らは資産家の遺産相続のために集まった従兄弟たちで、外界から孤立しているあいだに次々に殺されていく。 「そして誰もいなくなった」のように、閉じられた空間での連続殺人...

江戸川乱歩編「世界短編傑作集 2 」の感想。

第2集は、1900年代の初頭1/4世紀くらいの時代に発表された作品が集められている。どれも凝っていて面白い。凝り過ぎだと思うようなものもある。 とくに面白かったのは、 赤い絹の肩かけ オスカー・ブロンズキー事件 ブルックベンド荘の悲劇 「赤...
テレビ

NHKドラマ「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」第7話「ヘルメス文書」の感想。

毎回質の高い話を楽しませてもらっているが、今回はその中でもまれに見る傑作エピソード。あまりの出来のよさに驚いてしまった。 古文書の競売の最中に競売吏が毒殺され、ポケットからタロットカードが見つかる。アストリッドは写本が偽物であることをすぐに...

江戸川乱歩編「世界短編傑作集 1」の感想。

江戸川乱歩による世界の傑作短編推理小説集。第1集は、1960年代から20世紀初頭までの作品が集められている。 旧さは感じるが、江戸時代末から明治にかけて、こんな作品が創られていたのかと驚いてしまうくらいのレベルだ。 その中でもよかったのは ...
テレビ

NHKドラマ「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」第6話「ゴーレム」の感想。

マンションの一室でIT企業の役員が殺された。彼はユダヤ教徒で、現場には粘度の人形ゴーレムにより殺されたかのような痕跡があった。ラファエルたちがその企業に赴くと、共同経営者が行方不明になっており、後日錯乱した状態で会社に現れた。 今回は、ユダ...

アイザック・アシモフ著「黒後家蜘蛛の会5」の感想。

黒後家蜘蛛の会の最終集。マンネリ化はあるが、よい作品も収録されている。よかったのは、 待てど暮らせど ひったくり 封筒 アリバイ この中では、「封筒」がシンプルでいい。「待てど暮らせど」もありがちな盲点をついたもの。「ひったくり」はスパイも...
テレビ

NHKドラマ「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」第5話「魔女の儀式」の感想。

森の中で体が焼かれた若い女性の死体が見つかった。遺体には帝王切開のあとが残っており、身元調査から過激な女性解放団体のメンバーであることが判明する。ラファエルたちが現場近くの女性だけで運営される施設を訪れ、事件の手がかりを探る。そして、被害者...
映画

映画「日曜日が待ち遠しい!」(1983)の感想。フランソワ・トリュフォーの監督のミステリー。

フランソワ・トリュフォー監督によるミステリー映画。遺作であり、主演は恋人のファニー・アルダン。 不動産会社の秘書バルバラは、社長と衝突して退職することになる。その間際、社長が殺人事件に巻き込まれ容疑者となってしまう。彼を救うために、素人なが...
テレビ

NHKドラマ「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」第4話「フェルマータ」の感想。

コンサートホールでパイプオルガンの練習をしていた演奏家が、夜間に死亡しているのが発見された。落下事故だと思われたが、アストリッドは殺人だと指摘する。捜査を進めると、演奏家の師匠の存在が浮かび上がる。彼は厳しい指導で知られる人物で、現場にも出...
テレビ

NHKドラマ「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」第3話「アブダクション」の感想。

ある晩、研究室で室長が殺害された。現場からは女性職員が走り去るのが目撃され、容疑者として拘束される。物的証拠は彼女の犯行であることを示していたが、アストリッドは違和感を覚える。ラファエルが捜査を進めると、容疑者には特別な事情があることがわか...
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