NHKドラマ「アストリッドとラファエル2 文書係の事件録」第3話「アブダクション」の感想。

ある晩、研究室で室長が殺害された。現場からは女性職員が走り去るのが目撃され、容疑者として拘束される。物的証拠は彼女の犯行であることを示していたが、アストリッドは違和感を覚える。ラファエルが捜査を進めると、容疑者には特別な事情があることがわかってくる。

今回は宇宙人の存在を匂わせるような設定。まさかの展開にもアストリッドは冷静に分析する。心の闇が関係あるとにらむと、セルビア語という聞き慣れない言葉から、ボスニアの虐殺事件にまでさかのぼる。

目眩ましが際だったプロットだったが、謎解きはそれほど凝ったものではなかった。寧ろ、ラファエルには兄がいて、今後波乱を呼びそうな人物らしいことをさりげなく示したことに注目だ。

ラファエルは、父親が有力政治家だったり、兄に問題があったりと、家族関係がなかなか複雑になってきた。検事ともよりを戻したし、今シーズンはラファエル中心で行くのかな。

アストリッドとラファエル1 文書係の事件録放送リスト