映画「天使と悪魔」(2009)の感想。ダ・ヴィンチ・コードより面白い。

ダン・ブラウン原作で、「ダ・ヴィンチ・コード」に続く第2弾。二番煎じだと思ってあまり期待せずに見たが、なかなか面白かった。

カトリック教会に弾圧された秘密結社イルミナティにより爆発物質が盗まれた。爆発すればバチカンが消滅する。バチカン警察の依頼を受け、宗教象徴学者のラングドン教授が捜査協力のためバチカンに向かう。新しい教皇を選出するコンクラーベを背景に、バチカン内部に渦巻く陰謀を絡めて、息をつかせない展開が続く。

全編にわたるタイムリミット付きの大捕物帳。バチカン、カトリック、コンクラーベ、秘密結社、スイス衛兵隊、それに爆発反物質と一般にはよくわからないものがちりばめられたストーリー。

科学と宗教の謎めいた部分をうまく背景に取り込んでいる。それにアクションと美しい映像を見せる映画にもなっている。ミステリーとしてもどんでん返しの連続で飽きさせない。

バランスがよくとれていて娯楽映画としてレベルの高い作品だと思う。面白い映画を見たい人にはおすすめ。