映画「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」東宝(1962)松本幸四郎主演の感想

東宝創立30周年記念映画で1962年製作。大石内蔵助に松本幸四郎、浅野内匠頭は加山雄三。

これ以上はないと言っていいくらいの豪華なキャスト。セットも、もったいないくらいお金がかかっている。

つくりは非常にクラシック。各場面にメリハリがあって、ストーリーの流れがよく、3時間半の長さを感じさせない。名優たちの演技に引き込まれてしまう。三木のり平が出てきたり、三船敏郎が大暴れしたりするのも、ワンポイントの一休みといったところ。

大映の長谷川一夫主演のものも素晴らしいが、こちらも負けず劣らず素晴らしい。

最近の忠臣蔵は、ちょっとひねったものが多いので、古典的な忠臣蔵を見たい人にはおすすめ。