1974年公開のドン・シーゲル監督作品。NHKBSで視聴。
MI6の諜報部員タラントの息子が謎の組織に誘拐され、MI6が所有するダイヤモンドを身代金として要求される。しかし、政府はダイヤモンドの支払いを拒否したため、タラントはダイヤモンドを盗み出し息子を救出しようとする。
70年代の泥くさいサスペンス映画だ。スパイが主人公だが、スパイとしての働きは冒頭に少しある程度で、それからは誘拐事件の当事者になってしまう。内通者の疑いをかけられ所属諜報機関からも狙われるようになり、孤軍奮闘の様子はハラハラ感たっぷりだ。最近の映画と比べると、犯人と諜報機関の双方に追い込みの辛辣さが足りないような感じがするが、それでも楽しめる展開になっている。
ドナルド・プレザンスがやはりいい。MI6の上司役だが、神経質そうで変な奴だという雰囲気をうまく出している。
劇中で、2000年までドーバー海峡で運行していたホバークラフトの映像を見ることができる。約30分で英仏間を結んでいたそうだ。

