映画「ゴジラxコング 新たなる帝国」(2024)の感想。

「モンスターバース」シリーズの通算5作目。

CGをふんだんに使った豪華な演出とど迫力の怪獣どうしの戦い。ゴジラ対コングの対決だけが中心になるわけではない。そこに至る壮大な物語が画面いっぱいにひろがる。怪獣映画、インディージョーンズばりの冒険談、それにSF地下帝国の猿の惑星を一緒にしたようなストーリー。娯楽路線をとことん追求したまさに”ザ・ハリウッド映画”といった作品だ。

映像はやりすぎと思えるくらいの迫力。怪獣の対決は本当に手に汗握るくらいの躍動感がある。破壊と殺戮を中和するようなコングたちの人懐っこい表情には癒される。

観客を楽しませるという目標に全振りしたようなつくりだ。予想以上に面白く観ることができた。