江戸川乱歩編「世界短編傑作集 4 」の感想。

第4集は、バラエティに富んだ作品が集められている。

よかったのは

殺人者
信・望・愛
いかさま賭博
銀の仮面

「殺人者」はミステリーとは言えないかもしれないが、さすがにヘミングウェイと言える筆力だ。「信・望・愛」は、おとぎ話のようなサスペンス。「いかさま賭博」はカード賭博。こういう話は好きだ。「銀の仮面」は、不気味なストーリー。他に有名な「オッターモール氏の手」は、クラシックとしての価値ありということだろう。

旧版の「殺人者」は新版第3集へ、旧版「三死人」は新版第3集へ、旧版「は茶め茶会の冒険」は新版では「いかれたお茶会の冒険」に改題、旧版「いかさま賭博」は新版第5集へ移っている。