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映画「ゼロの焦点」(1961)の感想。野村芳太郎監督、松本清張原作。

野村芳太郎監督の松本清張作品と言えば「砂の器」を思い浮かべるが、これはもうひとつの名作「ゼロの焦点」を映像化した作品。 前半の北陸の寒々しい情景がよい。荒れる日本海とどんよりとした冬の天気に白黒映像はよく似合っている。主人公の新妻の不安な気...
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映画「大逆転」(1983)の感想。エディ・マーフィ出演のコメディ。

ダン・エイクロイド、エディ・マーフィ出演のコメディ映画。 環境か素質かというのは、人の一生の成否を語る上では結構深淵な問題。それをコメディ化してしまい、エディ・マーフィが演じれば笑える作品になる。 ハーバード大学出身のエリートと物乞いをする...
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映画「上海から来た女」(1947)の感想。オーソン・ウェルズ主演、監督。

1947年のサスペンス映画。オーソン・ウェルズが主演、監督を務める。 主人公のマイケルは、資産家の弁護士の妻を助けたのが縁で、夫の弁護士に船員として雇われる。ヨットで航海に出ると、同乗している顧問弁護士グリズビーから奇妙な儲け話を聞かされる...
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韓国映画「非常宣言」(2023)の感想。飛行機内のウィルステロ。

2023年公開のパニック映画。ウィルスを使った飛行機内のテロ。イ・ビョンホンとソン・ガンホの「JSA」コンビと「接続」のチョン・ドヨンが出演。 ウィルスによる自爆テロ事件が発生した飛行機内での物語。前半は、オタク系の犯人がウィルスをまき散ら...
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映画「黄金の七人」(1965)の感想。ルパン三世の元ネタイタリア映画。

1965年のイタリア犯罪コメディ。ルパン三世の元ネタになったとされる作品。 前半は窃盗団による古典的な銀行強盗、後半は強奪した金塊を巡る仲間割れのドタバタ劇。地下トンネルから銀行の壁をぶち破って金庫内に侵入し、金の延べ棒を盗み出すという作戦...
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韓国映画「PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ」(2023)の感想。

舞台は1933年の日本統治下の京城。抗日組織「黒色団」のスパイであるユリョンの暗躍を描く。ソル・ギョング主演。 とにかく映像美に凝った映画。レトロな当時の雰囲気が強調されたセット。セピア色に鮮やかな色彩を加えたような映像が続く。90年前のソ...
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映画「内海の輪」(1971)の感想。松本清張原作。

松本清張原作。社会派ミステリーの清張作品とは少しテイストが違う作品。 簡単に言えば、身勝手な不倫の末に悲劇の結末を迎える男女の話。これといった事件は起こらないし、悪行の過程をつぶさに描くという話でもない。普通のサスペンスを期待して観るとあれ...
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映画「現金に体を張れ」(1956)の感想。スタンリー・キューブリック監督作品。

スタンリー・キューブリック監督のモノクロ映画。 刑務所を出所したばかりの前科者をリーダーにして結成されたチーム。大胆にも開催中の競馬場で売上金の強奪を謀る。完璧な計画に思えたが、思いもしない展開に陥る。 前半は、セリフの多さが目立つ。サスペ...
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韓国映画「ハント」(2022)の感想。おすすめのスパイ映画。

イ・ジョンジェとチョン・ウソンの韓国の二枚目俳優のよる渾身のスパイ映画。 時代は1980年代。フィクションではあるが、全斗煥政権時代の話だ。主軸は安全企画部内で二人による勢力争いでスタート。そこに部内に潜入している北朝鮮の二重スパイの存在。...
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映画「騙し絵の牙」(2021)の感想。大泉洋主演。

塩田武士原作、大泉洋主演の出版業界を題材にした作品。 業界全体の沈滞ムードの中で奮闘する編集長の活躍に出版社の派閥争いが絡み、てんやわんやの物語。タイトルから騙し騙されのトリッキーな話かと思って観たが、騙しのインパクトは少なめだし、大どんで...
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