国際情勢

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大隅洋著「日本人のためのイスラエル入門」書評感想

現役外交官によるイスラエルの現状についての解説本。 外交的な情報戦という側面ではなく、正面から見て現在のイスラエルはどういう国なのかという視点から書かれている。 一昔前までは、イスラエルと言うと、アラブとの関係においての見方が中心だったが、...

佐藤優著「イスラエルとユダヤ人」書評感想

イスラエルは、なぜ強国なのかという点を考察した本。 著者は、ロシアの専門家というイメージが強いが、インテリジェンスや宗教という点からイスラエルについても相当の見識を持っている。もちろんロシアとユダヤ人は密接な関係があるし、中東情勢へのロシア...

渡瀬裕哉著「メディアが絶対に知らない2020年の米国と日本」書評感想

今年のアメリカの大統領選挙と政治を、主に保守の動向からみた詳細分析。 いつまでもトンデモ大統領として扱われるトランプだが、行動は保守派の影響を受けた選挙結果に大きく左右されていて、至極当然なものであることが示される。日本のメディアは、CNN...

渡瀬裕哉著「なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか」書評感想

成熟した民主主義で起きているアイデンティティの分断について考察した本。 民主主義が成熟するとなぜアイデンティティの分断につながるのか。選挙マーケティングで行われるアイデンティティ分断の戦略、リベラルと保守はどのように分断をつくったか、独裁体...
テレビ

BS1スペシャル「世界で一番アツい日~キューバ・100万人の大行進~」

革命60周年を迎えるキューバの現状を伝えた特集番組。 5月1日のメーデーには首都ハバナでパレードが行われ、100万人が参加する。カストロ世代から次の世代へ政権が変わり、変革のときにあるキューバ。 医療と教育を無償で受けられる社会保障を現在で...

高橋 洋一、石平著「髙橋洋一&石平のデータとファクトで読み解く ざんねんな中国」書評感想

現在の中国が抱える負の面を数々の統計から指摘した本。 米中貿易戦争の読み違いによって中国は追い込まれる。体制維持と改革の方向が相反していて袋小路となった経済。粉飾が常態化していて問題をしっかりと把握できない。過度な不動産投資への依存が重荷と...

長谷川慶太郎著「2020長谷川慶太郎の大局を読む」書評感想

恒例の大局を読むは今年で最後になる。 いつものように大局的な見地から本質的なところを指摘している。 金融緩和は続くが実体経済よくない 米中貿易戦争は中国が譲歩 リブラが基軸通貨になることはない 日本は自由貿易のリーダーになる 北朝鮮はいずれ...
外国語

宇野みどり著「ママとミシンとスワヒリ語 私のタンザニア物語」書評感想

著者はスワヒリ語通訳で翻訳家。1967年に青年海外協力隊員としてタンザニアに2年間赴任したのをきっかけに始まったタンザニアとの交流人生をまとめたもの。 赴任時代の現地での体験や人々との交流は、読んでいて楽しい。当時のタンザニアの一般市民がど...

エミン・ユルマズ著「米中新冷戦のはざまで日本経済は必ず浮上する」書評感想

テレビでもおなじみのトルコ人アナリストによる世界情勢と投資戦略についての本。 米中の覇権争い、ブロック化、日本の復興、中東とアフリカ、投資戦略の各項目について、わかりやすく解説してある。 前著に引き続いて、基本的には日本に好意的な内容。米中...
テレビ

NHKBS1「ミャンマー民主化の内側で アウンサンスーチーの真実」BS世界のドキュメンタリー

NHKBS1で放送されたデンマーク、フランス製作のドキュメンタリー。 ミャンマーの民主化の星として登場したアウン・サン・スー・チー氏が、今ではロヒンギャ問題で苦境にあることはニュースで繰り返し伝えられている。 民主化後も平服を着た軍人が依然...
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