国際情勢

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鈴木宗男、佐藤優著「最後の停戦論」の感想。

ロシアを専門として活躍してきた二人の著者によるウクライナ戦争についての対談本。 立場上は二人は親露派と分類されてしまうのかもしれない。ウクライナ支持一辺倒になった今では、持論を展開するだけでも批判を浴びるような世の中だ。人道的な点ではウクラ...

手嶋龍一、佐藤優著「ウクライナ戦争の嘘」の感想。

手嶋龍一、佐藤優両氏によるウクライナ戦争についての対談本。 今の世間の空気は、ロシアの蛮行に対する非難と全面的ウクライナ支持で一致している。ロシア側に多少なりとも配慮するようなことも言いにくい状況になっている。そういった方向で、この戦争を終...
テレビ

NHK BS世界のドキュメンタリー「私はナチスを欺いた 女性スパイの知られざる素顔」の感想。

第二次世界大戦中にハートのクイーンと言われた女性スパイの物語。 ロマノフ家の血をひくラリッサ・スウィルスキーは、ロシア革命のため祖国を離れヨーロッパに移り住む。苦難の生活を送るうちに、スペイン名家出身の軍人と結婚する。そして夫の赴任地のジブ...
テレビ

NHKBS「ぐるっと地中海4000キロ「衝突と融合の海を行く」」の感想。

かって地中海はキリスト教とイスラム教の対立の場となっていた。そいう観点から、双方に残る歴史的な遺産や現在の人々の生活を通して、地中海文化を紹介する紀行番組。案内役は女優の野村佑香さん。初回放送は2015年1月。 当時の名残りである要塞などの...
映画

映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」(2017)の感想。スピルバーグ監督。

最高機密文書「ペンタゴンペーパーズ」が流出した事件をもとにした政治サスペンス映画。スティーヴン・スピルバーグ監督、 メリル・ストリープ、トム・ハンクス出演。 ベトナム戦争が泥沼化する70年代の初め、国防省の最高機密文書「ペンタゴンペーパーズ...

渡辺靖著「アメリカとは何か」書評感想。今のアメリカを知るための好著。

「何故、トランプは不死身なのか?」という帯の文句を切り口にして、アメリカ政治の現状を解説した本。 今のアメリカ政治をひとことで言うと複雑。赤か青かで色分けできた時代は、はるか昔に過ぎ去ってしまっている。 本文中に、現在の政治的対場を概略化し...

道上尚史著「韓国の変化 日本の選択」書評感想

著者は現役の外交官。12年に及ぶ韓国勤務を経験した外務省きっての韓国通。 外交官としての著者の苦労がしのばれる経験談だ。駄々っ子のように一方的な主張を繰り広げる韓国。一方では、日本に学ぶべき点を真摯に見つめ良好な関係をつくるのが必須と考える...

佐藤優著「プーチンの野望」の感想。

ロシアはなぜウクライナに侵攻したのかという問いに、ロシアの専門家である著者が知見をまとめた本。 現在のような状況になっては、ロシア側の事情をどんなに説明しても、世間は耳を貸さなくなっている。それでも、ロシアについて知るのは大事だという著者の...

鈴置高史著「韓国民主政治の自壊」書評感想。韓国の本質を知るための本。

著者は、元日経新聞編集委員、元ソウル特派員。BSフジのプライムニュースで韓国通としてお馴染みジャーナリスト。 現代の韓国が抱えるいろんな問題とその背景にある韓国特有の事情が興味深い。 自国を礼賛する強烈なナショナリズムがある一方で、国家とい...

木村幹著「韓国愛憎」書評感想。韓国研究者の半生記と韓国現代史。

著者は韓国研究の第一人者。自身の半生を振り返って、研究者として歩んだ30年を振り返る。 前半は、どのように韓国に関心を持つようになったかと駆け出し時代の悪戦苦闘の記録。あらゆるつてを頼って、研究者としての足場をつくるために苦労した体験が語ら...
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