橋本陽介著「7カ国語をモノにした人の勉強法」書評感想

7カ国語をモノにした著者の外国語勉強法。派手な効果をうたったものではなく、自身で実践してきた堅実な方法を解説してある。

本質的には、とにかく音声を聞く、分量をこなす、NHKラジオ講座を聴くなど、基本的でそれほど特殊なことを言っているようになみえない。

だが、著者は、周囲の世界と言葉結びつけることを重視する。外国語モードに入り語感を感じるや、文法を埋めるべき空欄が頭の中にあるなど、感覚的に外国語を取り込むような勉強をすすめる。なるべくごく自然に覚えていく過程を重視している。

実践的な言葉の学習を通じて、外国語をマスターするという理にかなった方法。