亀山郁夫著「100分de名著 ドストエフスキー カラマーゾフの兄弟」書評感想

たまに見ているNHKの「100分で名著」。12月はドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟だったので見てみた。

作品は亀山先生の翻訳で少し前に読んだことがある。昔の翻訳よりも読みやすいが、やはり長い。それになによりも難解。父殺しの意味など問われても、なかなかね。

こういった解説書をたよりにすれば、それなりに内容についていけるようになるのは助かる。ネタバレになるという心配は無用だと思う。何度読んでもいろんな解釈ができるから名作なので、1,2回読んででわかるわけがないから。

このシリーズでは、未完に終わったこの小説の続編を第二の小説として、かなりの突っ込んで解説してあって興味深い。