アガサ・クリスティー原作、2015年BBC製作の3回シリーズのドラマ。トミーとタペンスのおしどり夫妻が主人公。NHKBSP4Kで視聴。
トミーとタペンスが旅行中に列車内で若い女性と知り合う。食堂車にたった彼女だったが、そのまま姿を消してしまう。彼女が残したノートを手がかりに行方を調べていくと、怪しい男たちに巡り会い、ソ連の工作員が関与する要人暗殺計画が企てられていることを知る。
コメディタッチでクリスティーらしい軽いノリで進む。事件に巻き込まれるうちに、じわじわと話がおおきくなり、国家の機密に関わるような事件につながるという流れ。イギリスの情報機関がソ連の工作員を追っていて、冷戦下の緊迫した事件に発展する予感を抱かせる。一時のヒッチコック作品のような展開だ。ただ、特別にシリアスな雰囲気というわけではないが。
トミーはダメ男の設定のようだが、それほどぐーたらには見えない。タペンスもはじけているようなキャラではないので、割と穏やかなコンビと言えるかな。クリスティーの軽快感とスパイ小説のような緊迫感がほどよく混じり合って、なかなか楽しめる作品に仕上がっている。
NHKBSP4K
アガサ・クリスティー トミーとタペンス ―2人で探偵を―
秘密機関
2026年3月30、4月6日、13日
21:00-22:00

