NHKBSプレミアム 大河ドラマ「葵 徳川三代」(2000)の感想

このドラマで話題になるのは冒頭からの関ヶ原合戦シーン。ドラマとは思えない迫力満点の映像でこれぞ大河という出来だ。TBSが1981年に「関ヶ原」というすばらしい作品をつくっているが、それを上回ると思えるくらいの臨場感を味わえる。

それだけでなく、関ヶ原、大坂の陣という大きなイベントが終わってからの幕藩体制創生期の描き方もうまいと思う。朝廷との確執など、一見すると地味な主導権争いをうまくドラマにしまうのはさすがの手腕だと思う。

ジェームス三木脚本の大河ドラマは、「独眼竜政宗」、「八代将軍吉宗」に続いて3本目になるが、どれも大当たりだ。大きな事件がどうこうというだけでなく、それと同時に人間ドラマが進行していてそれが面白い。

「葵 徳川三代」(再放送)
NHKBSプレミアム
2019年4月7日-2020年3月8日 日曜06:00-06:45
(本放送 2000年1月9日-12月17日)