国際情勢

スポンサーリンク
外国語

宇野みどり著「ママとミシンとスワヒリ語 私のタンザニア物語」書評感想

著者はスワヒリ語通訳で翻訳家。1967年に青年海外協力隊員としてタンザニアに2年間赴任したのをきっかけに始まったタンザニアとの交流人生をまとめたもの。 赴任時代の現地での体験や人々との交流は、読んでいて楽しい。当時のタンザニアの一般市民がど...

エミン・ユルマズ著「米中新冷戦のはざまで日本経済は必ず浮上する」書評感想

テレビでもおなじみのトルコ人アナリストによる世界情勢と投資戦略についての本。 米中の覇権争い、ブロック化、日本の復興、中東とアフリカ、投資戦略の各項目について、わかりやすく解説してある。 前著に引き続いて、基本的には日本に好意的な内容。米中...
テレビ

NHKBS1「ミャンマー民主化の内側で アウンサンスーチーの真実」BS世界のドキュメンタリー

NHKBS1で放送されたデンマーク、フランス製作のドキュメンタリー。 ミャンマーの民主化の星として登場したアウン・サン・スー・チー氏が、今ではロヒンギャ問題で苦境にあることはニュースで繰り返し伝えられている。 民主化後も平服を着た軍人が依然...
テレビ

NHKBS1「よみがえる悪夢~1973年 知られざる核戦争危機~」

1973年の第4次中東戦争の裏で起きていた核戦争の危機。 エジプトのイスラエル侵攻で始まった第4次中東戦争。当初の戦況はエジプト有利で進んだが、追い込まれたイスラエルに核兵器使用の危険性があることが察知される。そのため両国の後ろ盾である米ソ...

福島香織著「習近平の敗北」書評感想

習近平政権が直面する危機についてまとめた本。 著者はジャーナリストで中国ウォッチャー。豊富な取材量に基づいた記事を発信続けている。実地の取材をもとにしているので、評論家的な概観論ではなく、ニュースのネタ主義で書かれている。 現政権が抱える問...

吉田一郎著「国マニア」書評感想

世界の小さい国、珍しい国、ちょっとワケありの国などをまとめた本。それぞれ4ページくらいにまとめてある。 バチカン、モナコくらいはミニ国家としてよく知られているが、世界には面積が小さいだけでなく、成り立ちが変わった国がたくさんある。そもそも国...

茂木誠著「日本人が知るべき東アジアの地政学」書評感想

駿台予備校世界史講師の著者による東アジアの地政学本。 地政学なので、生々しい話が多い。大国の力と力のぶつかり合いを、専門の歴史と地政学を関連させて説明してあり、大きな流れの中でポイントがつかむことができる。歴史と関連させると、こんなにもわか...

松富かおり著「エルドアンのトルコ」書評感想

国際ニュースを見ているとトルコに関する話題をよくみかける。アメリカの庇護にあるというふた昔くらい前の認識では、今のトルコを理解するのは難しい。 ニュースからは受ける印象は、 アメリカの敵なのか味方なのかよくわからない、ロシアにはけんかをしな...

橋下徹著「トランプに学ぶ 現状打破の鉄則」書評感想

橋下徹氏によるトランプ本。トランプについての氏の見方が半分で、残りの半分は氏を批判するインテリたちへの反論。 世界の大半がトンデモ大統領として扱っているトランプだが、発言は態度は非常に戦略的であるという。側近と意見が一致しないのもの戦略のう...

池上彰、佐藤優著「ロシアを知る。」書評感想

二人の著者によるロシアについての対談本。どちらかというと池上氏が聞き役で、ロシアについての詳しい見方と情報を佐藤氏から引き出している。 北方領土、プーチン、ソビエト連邦、ソ連社会の実像、独裁化する国家権力、ロシアの幻影を追う日本、諜報活動な...
スポンサーリンク