国際情勢

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日高義樹著「アメリカに敗れ去る中国」書評感想

今、話題になっている米中経済戦争。アメリカから見た本質について詳しく書かれている。貿易戦争は、赤字の削減を目的とするような単純なものではない。中国の不正経済による莫大資金が軍事力強化に使われるのを阻止するためのもの。米中冷戦は幻想。軍事的に...

大前研一著「日本の論点 2019~20」書評感想

月刊誌の連載を再編集したもの。そのため少し新鮮さに欠ける記事もある。日本の国家予算破綻の危機、大阪活性化は金を呼び込む工夫が必要、道州制への権限委譲、グローバルビジネスマンとしての教養、日本人の休暇意識の低さ、シャープ復活にみる真の働き方改...

茂木誠著「経済は世界史から学べ!」書評感想

著者は人気予備校講師。経済を世界史の実例からわかりやすく解説した入門書。お金、通貨、貿易、金融、財政についての基礎を、歴史的な出来事をもとに説明してある。古くはピラミッドから、最近のTPPやアベノミクス、リーマンショック、バブル崩壊などまで...

さいとうたかを、佐藤優著「ゴルゴ13×佐藤優 Gのインテリジェンス」書評感想

ゴルゴ13とのコラボ企画で、佐藤優氏のインテリジェンス本。ゴルゴ13の関連のエピソードとさいとうたかを氏との対談も収録されている。最近のトピックスを主にした、おおざっぱなインテリジェンス入門といった内容。最近の世界情勢トランプ大統領の登場、...

熊谷徹著「イスラエルがすごい」書評感想

イスラエルといえば、パレスチナ問題や中東のテロといったニュースを真っ先に思い浮かべるが、実はIT産業の集積地としても世界の注目を集めている。IT国家としてのイスラエルとそこに目をつける世界各国の動きについての本。中東のシリコンバレーと呼ばれ...

佐藤優著「官僚の掟」の書評感想

著者によるこれまでの官僚、特に外務官僚についての著書では、内情暴露で爆笑ものの脱線エピソードが多々紹介されていた。だが本書では、そういったトーンを控え、真面目な官僚論が展開されている。官僚たちのローカルルール、外務省の不作為。政権との関係。...

長谷川慶太郎著「2019 長谷川慶太郎の大局を読む」書評感想

著者による毎年恒例の世界情勢本の2019年版。ページの半分くらいが米中覇権争いの新冷戦について書かれている。貿易戦争はアメリカの勝利に終わるとのこと。他には、習近平の中国についての考察、人出不足の日本とキャッシュレス社会、右肩下がりヨーロッ...

エミン・ユルマズ著「それでも強い日本経済! 」感想書評

最近、テレビでもときどき見かけるトルコ人エコノミストによる経済解説本。米中の新冷戦、イランとサウジアラビアの弱体化、仮想通貨の見通し、日本の強みと弱点、株式投資術などがわかりやすく解説してある。基本的に日本についてはポジティブな見方。ソニー...

高岡望著「グローバリズム後の世界では何が起こるか」

最近の海外ニュースを見ていると・アメリカは、トランプがハチャメチャで、世界各国が大迷惑。誰がこんな大統領を選んだんだ。・EUは、イギリスがオレ関係ないからねと出て行き、難民の受け入れ、破綻寸前国家の救済、極右政党の台頭など、中はガタガタで大...
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