大前研一著「世界の潮流2019〜20」書評感想

毎年出版される世界情勢を概観するまとめ本。

・世界経済はピークを過ぎた
・中国経済はリセッション入った
・参議院選挙前に日露平和条約を締結する
・日産はゴーンいなくても大丈夫
・秩序崩壊させるトランプ
・米中貿易戦争は不毛
・異常な指導者が台頭する世界
・国家モデルが変容した
・独裁型国家が台頭
・東欧は真空地帯
・中国は分裂する
・ハイテク戦争で米中は拮抗
・自動車産業は試練がくる
・日本は地方に軸足をうつすべき
・道州制を推進すべき

相変わらずトランプ大統領には厳しい。道州制は従来からの氏の主張。日露平和条約については現実味がなくなってきた。

それぞれの項目をコンパクトにまとめてあるので、概観を知るにはよい本。やはり詳しく知るには氏のそれぞれテーマについての本を読んだ方がよい。