国際情勢

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丹羽宇一郎著「習近平の大問題」書評感想

著者は、元中国大使、元伊藤忠商事会長。中国をよく知る立場から、全体的に中国に好意的な論調で、中国の現状と将来を語った本。 ・危機をあおる中国脅威論、メディアの責任 ・中国を知らない人による反中嫌中論は不毛 ・習近平にはリーダーとしての器があ...
投資

ジム・ロジャーズ著「お金の流れで読む日本と世界の未来」書評感想

ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスと並ぶ著名投資家のジム・ロジャーズによる世界経済を占う本。 歴史に学ぶ、人と同じ思考をしない、変化への対応という考えを基本に、今後の世界経済情勢の予想。 ふつうの国際情勢とは違った見方が示してある。 ...

手嶋龍一、佐藤優著「米中衝突」書評感想

手嶋龍一、佐藤優両氏による東アジアでの米中関係の対談本。手嶋氏はアメリカの観点から、佐藤氏はインテリジェンス方面からの興味深い指摘が随所にみられる。 ・米朝会談のメディア報道の誤り ・官邸の情報操作 ・韓国ムン政権の立ち位置と影響力 ・反知...

山村明義著「勝つための情報学」書評感想

実践的な情報学についての本。いろいろなテーマについて盛りだくさんな内容だ。 著者のジャーナリストとしての実務経験から、情報の取り方、とくに偽情報の見分け方についての、基本となる実践的な方法論が述べられている。 「いなかもち」は、いつの情報か...

日高義樹著「アメリカに敗れ去る中国」書評感想

今、話題になっている米中経済戦争。アメリカから見た本質について詳しく書かれている。 貿易戦争は、赤字の削減を目的とするような単純なものではない。中国の不正経済による莫大資金が軍事力強化に使われるのを阻止するためのもの。 米中冷戦は幻想。軍事...

大前研一著「日本の論点 2019~20」書評感想

月刊誌の連載を再編集したもの。そのため少し新鮮さに欠ける記事もある。 日本の国家予算破綻の危機、大阪活性化は金を呼び込む工夫が必要、道州制への権限委譲、グローバルビジネスマンとしての教養、日本人の休暇意識の低さ、シャープ復活にみる真の働き方...

茂木誠著「経済は世界史から学べ!」書評感想

著者は人気予備校講師。経済を世界史の実例からわかりやすく解説した入門書。 お金、通貨、貿易、金融、財政についての基礎を、歴史的な出来事をもとに説明してある。古くはピラミッドから、最近のTPPやアベノミクス、リーマンショック、バブル崩壊などま...

さいとうたかを、佐藤優著「ゴルゴ13×佐藤優 Gのインテリジェンス」書評感想

ゴルゴ13とのコラボ企画で、佐藤優氏のインテリジェンス本。ゴルゴ13の関連のエピソードとさいとうたかを氏との対談も収録されている。最近のトピックスを主にした、おおざっぱなインテリジェンス入門といった内容。 最近の世界情勢 トランプ大統領の登...

熊谷徹著「イスラエルがすごい」書評感想

イスラエルといえば、パレスチナ問題や中東のテロといったニュースを真っ先に思い浮かべるが、実はIT産業の集積地としても世界の注目を集めている。IT国家としてのイスラエルとそこに目をつける世界各国の動きについての本。 中東のシリコンバレーと呼ば...

佐藤優著「官僚の掟」の書評感想

著者によるこれまでの官僚、特に外務官僚についての著書では、内情暴露で爆笑ものの脱線エピソードが多々紹介されていた。だが本書では、そういったトーンを控え、真面目な官僚論が展開されている。 官僚たちのローカルルール、外務省の不作為。 政権との関...
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