黒田勝弘著「韓国人の研究」書評感想

産経新聞の特派員として韓国滞在30年の記者が書いた韓国論。体験した事例がベースになっていて、日本ではあまり知られていない韓国人の特徴が興味深い。

・韓国は大きく強く豊かな国になった
・反日vs反韓で日本が韓国化しているのは寂しい
・韓流ブームはバブル
・韓国での反日情報は日本でうまく伝わっていない
・ヘイトスピーチは韓国の有名税
・反日一方で日本に学べという考えが底流にある
・韓国はランキング好き
・迷惑をかけることが親しさのあらわれ
・情が深い
・歴史的に謝ったらおしまいという考え
・二死満塁でホームスチールする文化
・運動より勉強で泳げる人が少ない
・シルバーシート譲らなくなった
・祖先崇拝強い
・肌を出さない
・自転車は労働の道具
・ご飯の後に酒を飲む
・ 脅威の集中力
・理と気の二重構造

どれも面白いトピックばかり。信長、秀吉、家康の天下人のホトトギスの逸話があるが、韓国人なら「泣かぬなら、あなたのせいですホトトギス」だろうと。
論理からではなく事例でせまる韓国論としてとてもよい本。