薮中三十二著「世界基準の交渉術」書評感想

グローバル化止まらない昨今。激動の世界で求められる人財になるにはどうするかについて、交渉力を中心に元外交官の著者がそのエッセンス語った本。

・プラットフォームとスピードが大事
・野心があり、柔軟な思考ができる

・グローバル人財になるための5つの条件
1.しゃべる英語力と読む英語力
2.自分の考えを表明する個の力
3.口数が多く、理屈っぽく、目立ちたがり
4.浪花節ができる
5.情報力

・タフネゴシエーターになれ
・譲れないラインは死守
・フリーハンド幅を広くとる
・60対40で勝ち越す
・ルール変更で局面変える
・怒り効用
・数字とファクトが大事
・言うべきこと言う
・ユーモア
・数字に強く
・決裂する勇気
・ノーと言うだけダメ
・集中力と感性が大事
・英字新聞4誌を読み、日本の新聞を1誌
・アメリカ人にはアメフトの話題
・アートとスポーツの話題
・話は政治1割遊び1割
・古典は大事
・英書は最初と最後の20ページを読む

著者の外交官として国際交渉に携わった経験をもとにしたエッセンスとノウハウ。それから現在の国際情勢。巻末は田中均氏との対談。

とくに前半の交渉術と後半の情報収集術のノウハウが役に立つと思う。