「Number」初の将棋特集号の感想。藤井聡太ブーム以上の濃い中身でおすすめ。

Numberから初めて将棋の特集号が出たというので、書店で手にとってみた。立ち読みですませるつもりだったが、思いの外中身が濃く、そのままレジへ。購入してきました。

当然ながら、話題の藤井二冠が表紙と巻頭記事。ブームの渦中なので、藤井関係のネタはほぼ出尽くしているし、本人が将棋についての胸の内を語るのはこれからになるだろう。

読みごたえがあると思ったのが、他の棋士たちの記事。

・16世名人の中原、17世名人の谷川が藤井将棋をみる目
・孤高のトップ棋士豊島の奮闘
・藤井に敗れた当日の渡辺へのインタビュー
・羽生に跳ね返された久保、森下の苦悩

どれも棋士の心の内に切り込んだ深い内容だ。「将棋世界」にも劣らぬ中身で、Numberらしい切り口で書かれている。

これだけ濃い記事を並べるとはさすがにNumber。囲碁将棋の世界にもどんどん進出して欲しい。