本 野口悠紀雄著「書くことについて」書評感想。現代の知的生産の技術。 「超」整理法の著者による文章作成術のノウハウをまとめた本。書くことについてと言っても、文章読本的な文章の作り方ではない。アイディアからテーマを決め、構成を決め、内容に肉づけをしてまとめる。本を書くとことを念頭においた、文章作成のための工程表... 2020.12.10 本
本 内藤陽介著「パレスチナ現代史」の書評感想。 パレスチナの歴史について、第1次大戦後のオスマントルコ解体とイスラエル建国から、中東戦争を経て、現在までの約100年間をまとめた歴史本。著者は郵便学者であり、郵便切手のデザインに反映される発行者の意図を、その時々の国際情勢にリンクさせて解説... 2020.12.06 本
本 A・A・ミルン著「赤い館の秘密」の書評感想。古典的なシンプルミステリー。 「くまのプーさん」で有名な著者の唯一の推理小説。約100年前の古い作品だが、割と有名で評価の高いミステリー。イギリスの田舎町に赤い館と呼ばれる邸宅があった。ある日、その館の主人の兄が、しばらくぶりにオーストラリアからやって来た。到着後まもな... 2020.11.15 本
本 守屋宏則著「やさしくくわしい中国語文法の基礎」は初心者向けのやさしい文法書。 だいぶ前から定評のある中国語の文法書。初心者向けの文法を一通りやさしく解説してある。ブックオフで200円だったので購入。初版が1995年で、手に入れたものは2003年の13版。かなり売れている本だ。一応基礎文法を網羅しているので、初級学習者... 2020.11.04 本
本 三鬼清一郎著「大御所 徳川家康」書評感想 タイトルからは、江戸の政治とは離れて、家康が駿府時代に行った謀略的な裏の政治工作を思い浮かべてしまう。しかし、内容は家康の大御所時代の幕府政治についてまとめたもの。副題の「幕藩体制はいかに確立したか」の方がふさわしい。著者が歴史学者であり、... 2020.10.26 本
本 高木徹著「戦争広告代理店」書評感想。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争のPR合戦。 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の背後で行われていたPR合戦の内幕を描いたドキュメント。ボスニア・ヘルツェゴビナは、セルビア人による攻撃を受け苦境に陥ちいろうとしていた。外相のシライジッチは、国際社会を味方につけるために、アメリカの民間PR会社... 2020.10.10 本
本 エラリイ・クイーン著「第八の日」の書評感想。名探偵クイーンも困った。 ハリウッドからニューヨークに車で戻ることになったクイーンは、道に迷いネバタのある集落に入り込んでしまう。そこでは、村人たちは現代文明を拒絶し、今でも古きよき時代の生活を送っていた。彼らの宗教感に戸惑いながら、村民の歓迎を受けてしばらく滞在し... 2020.10.01 本
外国語 NHKラジオ第2の新講座「ステップアップ中国語」が始まる。2020年10月期。 10月からNHKラジオ第2で始まる「ステップアップ中国語」。従来の応用編にあたる講座になる。15分で週2日の放送。しばらく週5日で放送していた「レベルアップ中国語」に比べると、時間が減ってしまっているが、それでも復活はうれしい。ハングルは応... 2020.09.26 外国語本
本 高木彬光著「ハスキル人」の感想。異質なSF的なストーリー。 高木彬光には珍しいSF的なストーリー。ハスキル人というのは主人公となる宇宙人の名前。地球よりもはるかに文明が進化した宇宙からやってきたハスキル人。人間に憑依して、驚くべき能力を発揮する。それに目を付けた新聞社や実業家たち。挙げ句の果てには、... 2020.09.06 本
囲碁将棋 「Number」初の将棋特集号の感想。藤井聡太ブーム以上の濃い中身でおすすめ。 Numberから初めて将棋の特集号が出たというので、書店で手にとってみた。立ち読みですませるつもりだったが、思いの外中身が濃く、そのままレジへ。購入してきました。当然ながら、話題の藤井二冠が表紙と巻頭記事。ブームの渦中なので、藤井関係のネタ... 2020.09.05 囲碁将棋本