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渡邊文幸著「江戸っ子漱石先生からの手紙」書評感想

手紙で辿る夏目漱石の年代譜。作品以外の部分の文豪漱石の人となりが描かれる。 若い時代の正岡子規との交流があった頃は、坊ちゃんの主人公のように鼻っ柱が強く、血気盛んな面もうかがえる。 ロンドン留学時代はお金に苦労しながらも、家族を気にかける父...

高橋 洋一、石平著「髙橋洋一&石平のデータとファクトで読み解く ざんねんな中国」書評感想

現在の中国が抱える負の面を数々の統計から指摘した本。 米中貿易戦争の読み違いによって中国は追い込まれる。体制維持と改革の方向が相反していて袋小路となった経済。粉飾が常態化していて問題をしっかりと把握できない。過度な不動産投資への依存が重荷と...

長谷川慶太郎著「2020長谷川慶太郎の大局を読む」書評感想

恒例の大局を読むは今年で最後になる。 いつものように大局的な見地から本質的なところを指摘している。 金融緩和は続くが実体経済よくない 米中貿易戦争は中国が譲歩 リブラが基軸通貨になることはない 日本は自由貿易のリーダーになる 北朝鮮はいずれ...
外国語

平川祐弘著「日本語は生きのびるか」書評感想

英語一強となるグローバル化が進む今の世界。日本語は生き残れるかについて、歴史的文化的な側面から論じた日本語論。 かって日本は、中国、アメリカの文化的な影響下にあった歴史の中で、独自の日本語文化を育んできた。どのように外来文化を受け入れながら...
外国語

宇野みどり著「ママとミシンとスワヒリ語 私のタンザニア物語」書評感想

著者はスワヒリ語通訳で翻訳家。1967年に青年海外協力隊員としてタンザニアに2年間赴任したのをきっかけに始まったタンザニアとの交流人生をまとめたもの。 赴任時代の現地での体験や人々との交流は、読んでいて楽しい。当時のタンザニアの一般市民がど...
投資

田畑昇人著「武器としてのFX」書評感想

著者によるFXトレードの第2弾。今回は中級以上向けの内容。 ランダムウォークから抜け出して、ボラティリティの高いところを狙うのが基本戦略。市場の偏りと動きの激しいところを知るために細かい方法説明されている。 道具としては、VIX指数、MAC...

エミン・ユルマズ著「米中新冷戦のはざまで日本経済は必ず浮上する」書評感想

テレビでもおなじみのトルコ人アナリストによる世界情勢と投資戦略についての本。 米中の覇権争い、ブロック化、日本の復興、中東とアフリカ、投資戦略の各項目について、わかりやすく解説してある。 前著に引き続いて、基本的には日本に好意的な内容。米中...
投資

石井勝利著「株価チャートの鬼100則」書評感想

前著で株式投資のための100則を著した著者が、今度はチャートにしぼった内容で100則をまとめたもの。 ダブルトップ、デッドクロス、得意銘柄で勝負するなど、ごく当たり前の記述もあるが、主に中級レベルのチャートの見方についてページが割かれている...

ブリジット・オベール著「マーチ博士の四人の息子」書評感想

フランスのミステリー作家、ブリジット・オベールによる作品。奇想天外のトリックが見どころ。 医師夫婦と4人の息子、それにメイドが住む邸宅でのミステリー。メイドが偶然見つけた日記には、殺人を繰り返してきたという告白があった。メイドは4人の息子の...
スポーツ

大谷清文著「競馬力を上げる馬券統計学の教科書」書評感想

オッズを利用した馬券術本。 オッズを統計的に処理して、勝てそうな馬、波乱になりそうなレースを見極めて、馬券の買い方の基本にしようという手法。 こういった馬券術では、オッズがどうなったときに狙うかがポイントになる。勝てるオッズパターンだ。パソ...
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