江戸川乱歩編「世界短編傑作集 5 」の感想。

第5集は、江戸川乱歩編としては最終巻。年代を経ているせいか、ミステリーの幅が広がっていて、バラエティに富んだ作品集になっている。ヒッチコック劇場のようにウィットに富んだ不気味なもの、心理劇で読ませるものなど、なかなか楽しめる。

気に入ったのは

クリスマスに帰る

ある殺人者の肖像
危険な連中

年代が下ってきたので、今の感覚で読めるものが多い。第5集まで読んでみると、古いものから現代ものまで、さすがに選りすぐりの作品集だと思う。

 

旧版第3集「ボーダー・ライン事件」を収録。旧版「黄色いなめくじ」は新版第4集へ、旧版「見知らぬ部屋の犯罪」は「妖魔の森の家」に改題。