NHKドラマ「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」第1話「フィクションの天才」の感想。

第3シーズンがスタート。

天文物理学者の遺体が天文台で見つかる。雷に打たれたあとがあったが、雷の発生はなかった。被害者には、記者会見で衝撃的な発表をする予定があった。ラファエルは、被害者宅に忍び込んだ不審な女性を、証拠不十分ながら逮捕する。その後、国家による口封じという噂がSNS上で拡散し、ラファエルは窮地に陥る。

国家による軍事機密漏洩にからむ事件かと思われたが、結局は痴話喧嘩に収束するという落差の激しいストーリー展開だった。流行りのSNSのデマ情報でぐっと話が盛り上がって、第2シーズンまでと同様に見せるエピソードで楽しめた。

殺人方法は今回もかなり凝っていて、現実離れしているのはいつも通り。メガネへの映り込みで決め手をつかむところも芸が細かい。

捜査協力ができなくなるかと思われたアストリッドだが、事件解決への貢献で首相から業務継続の承認を受ける。ただし、苦手な面接試験をパスしなければならない。どうするアストリッド。