加藤治子が犯人役。シンプルなストーリー。
脚本家の犯人は、同居中の妹と折り合いがよくなかった。ある日、変質者が侵入したと見せかけて、妹を撲殺してしまう。捜査に訪れた古畑は、事件現場であり得ない状態で被害者が倒れていることに気がつく。更に、邸内にも不自然さがあることから犯人を疑う。
一応、ミステリータッチのストーリーになるが、凶器は何かというだけのシンプルな構成。ヒントは、目立つところにあるので謎解きは簡単かな。
古畑と犯人のおしゃべりタイムがたっぷりとってある。本筋とは関係ないようなところまで描かれていて、脚本家の生活を知ることができる。
トリックは、刑事コロンボ「アリバイのダイヤル」、ロアルド・ダールの短編に似たようなものがある。ダールの「予期せぬ出来事」の中の「おとなしい凶器」は映像化もされている。
あまり緊張感がなく、ホームドラマのような雰囲気のエピソード。
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