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外国語

鎌田浩毅著「理系的英語習得術」の感想。

筆者は地球科学が専門の京都大学名誉教授。かなり実践的でビジネスライクの英語学習法が紹介されている。捨てるところは捨てるという方針で、的をしぼった戦略的方法。効率的であることはもちろんだが、知的消費はダメで、知的生産でなければならないというよ...
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國弘正雄著「國弘流英語の話しかた」の感想。

國弘先生による英語学習法の本。もちろん只管朗読がこの本の核になる。やさしい英文をひたする繰り返して音読することだ。どんな習い事でも、上達するには練習しかないことは誰にでもわかっている。だが、素振りのように単純作業は、続けるのが難しい方法だ。...

渡部昇一著「知的余生の方法」の感想。

「知的生活の方法」と「続知的生活の方法」はだいぶ前に読んだ。大学教授のような頭を使う職業の人は、こういった生活を送っているのだなと思ったものだ。そういった知的生活の提唱者である著者が、シニア向けの余生の過ごし方を伝授した本。前著は一般向けで...

鈴置高史著「韓国消滅」の感想。

尹政権の発足以後、日本のマスコミでの韓国批判は減ったし、それにともなって韓国の問題点を指摘する報道も減った。この本はかなり手厳しい論調ではあるが、今の韓国が抱える問題がコンパクトにまとめられている。外交で方向が定まらないのは、いわゆる事大主...

高橋源一郎著「「書く」ってどんなこと?」の感想。

裏表紙に書かれていた”「考えずに」書く”という必殺の文句につられて読んでみた。川上哲治のボールが止まって見える、円山応挙の描かずに描く、といった名文句に匹敵するようでかなり挑発的。悟りを開いた人の奥の深い話のようにみえる。確かに同じようなこ...

佐々木テレサ、福島青史著「英語ヒエラルキー」の感想。

早稲田大学国際教養学部修士課程での経験をもとに、英語のEMIプログラムの問題点を論じた本。EMIとは、非英語圏の大学が授業を英語で行うプログラムのことで、早稲田大学国際教養学部ではこの方式で教育が行われている。パラッと立ち読みしたときに日本...

小針進、大貫智子著「日韓の未来図 文化への熱狂と外交の溝 」の感想。

研究者とジャーナリストによる日韓の文化交流についての共著本。冬のソナタで始まった韓流ブームは20年以上も前のこと。今では様々な分野に広がっていって、もう単なるブームとは言えないくらいの人気を保ち続けている。日々のニュースを見ていれば、冬ソナ...

加藤周一著「羊の歌」の感想。

加藤周一による若い時代の回想録。読もう読もうと思いながら長い間本棚で眠っていた本。有名な本だし、飾っておくにももってこいの本なので、本棚の主のように置かれて手つかずの状態になっていた。著者の生まれが1919年であり、昭和初期から戦前、戦中、...
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飯田真紀著「広東語の世界」の感想。

広東語に関する一般向けの解説書。文法的な特徴はなどはほんの少しで、広東語とその文化圏の紹介であり、かなり興味深く読んだ。広東語は香港とその周辺で話されていて中国語の有力な方言ではあるが、標準中国語とは意思疎通ができないくらいにかけ離れている...

谷川浩司、山中 伸弥著「還暦から始まる」の感想。

将棋の谷川浩司永世名人とノーベル賞の山中教授との対談本。還暦を越える年齢になれば、当然自分の老いと能力の低下を感じざるを得ない。それにどうやって向き合うべきか。経験値は高いというアドバンテージをできる限り利用するというもっともな結論に落ち着...
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